昨年を振り返ってみますと、整備が進む高速交通体系や大館能代空港などを生かしながら、我が北秋田・上小阿仁地域が、様々な分野で成果を着実に挙げるとともに、将来の発展に向けた地域の可能性が大いに感じられた一年でありました。
まずは、昨年末のうれしいニュースについてでありますが、地域の悲願となっていた「伊勢堂岱遺跡を含む縄文遺跡群」のユネスコへの推薦が決定し、世界文化遺産登録に向けて大きな一歩を踏み出しました。順調にいけば令和3年夏には登録となる見通しであり、今後、世界遺産を有する地域として、伊勢堂岱遺跡とともに世界に発信できるよう取り組んでいかなければなりません。
地域経済と交流を支えるインフラでは、日沿道の鷹巣西道路が2年度中の開通予定となるなど、ミッシングリンクの解消が視野に入りつつあり、早期の全線開通を強く働きかけてまいりますが、大館能代空港と合わせ、地域が北東北における交通の大きな拠点になっていくことを期待するものであります。
農業面では、収益性の高い複合型生産構造への転換に向けた動きも進んできており、特に大規模なニンニク団地、菌床しいたけなどの取り組みについては県内で注目されているところであり、大規模な園芸拠点として地域農業を牽引していることを大変心強く感じております。
また、観光を中心とした交流人口の拡大に向けた動きについては、機能の充実強化が図られた阿仁合駅舎が、観光情報を発信するとともに、インバウンド誘客の中核を担い、台湾を中心とした内陸線の外国人利用者数が、昨年は3万人程度となるなど順調に伸びているほか、阿仁スキー場の外国人利用者数についても、今シーズンの大幅な伸びが期待されております。
こうした動きのほか、上小阿仁村での全国初となる自動運転サービスがはじまるなど地域の課題に対応した先導的な取り組みも出てきております。我が地域も様々な課題を抱えておりますが、それを乗り越え、成長・発展に向けた大きな可能性を有していることは間違いありません。
今後も常に県民の皆様と同じ目線に立って、県民の皆様の声を県政に届け、県民の皆様の声を県政に反映させるために全身全霊を傾注して行動することを政治理念に活動を展開して参ります。
近藤 健一郎(こんどう けんいちろう)
- 昭和30年9月7日
- 米内沢駅前生まれ
- 昭和49年
- 大館鳳鳴高等学校卒
- 昭和54年
- 日本大学法学部卒
- 昭和54年
- 秋田県庁勤務
監理課、東京事務所、地方課
福祉企画課など歴任 - 平成12年
- 県庁退職、米内沢駅前に居住
- 平成16年
- 森吉町長
- 平成19年
- 秋田県議会議員
- 平成21年
- 秋田県議会議員 教育公安委員会副委員長
- 平成23年
- 秋田県議会議員 建設委員会委員長
- 平成25年
- 秋田県議会議員 福祉環境委員 議会運営副委員長
- 平成27年
- 秋田県議会議員 副議長
- 平成29年
- 秋田県議会議員 産業観光委員 議会運営委員長
- 平成31年
- 秋田県議会議員 総務企画委員会副委員長
- 現在
- [県議会議員]産業観光委員会 委員
[自民党秋田県連]幹事長